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2025年03月29日

MD Anderson Cancer Center留学体験記 No. 8 英語について

今回は言語の話題です。留学を考える人が心配することのひとつに英会話があるでしょう。これまでは体験記を気軽に読んで頂くため短く書くことを心がけてきましたが、今回は長文です。英語に関しての悩みや経験は一言で伝えられるものではないと気づきました。

  1. 留学しただけでは英会話は身につかない。

私は留学するまで英語で話す経験がなく、トレーニングもほとんどできずに留学しました。結論から言うと、留学してアメリカ生活を2-3年したくらいではまともな英会話能力は身に付きません。特に、言いたいことを伝えるスピーキングの能力は努力なしでは伸びません。挨拶・相づち・笑顔・短い質問文(Could you tell me how to do this experiment?など)で仕事に必要な最低限のコミュニケーションはとれますが、ミーティングでの予測していない質問への返答や、仲間とお互いのことを話すときには制限があります。研究の細かい指示は紙に書いてもらうことも多く、留学仲間の中にはミーティングを録音してあとで確認できるようにしている人もいます。子供も英語環境に放り込めばすぐに習得すると考えていましたが、そんなことはありませんでした。これから留学する方は、留学すれば話せるようになるなどと安易に考えずに留学前も留学してからも英会話トレーニングを積むことをお勧めします。ただ、努力している日本人仲間でも他国からの留学生ほどに流暢な英語を話せる人はまれです。優秀な日本人留学生たちが英会話になると途端に劣等生になるのが不思議で、誰かその原因を知っている人がいたら教えてほしいです。

  1. どのようなトレーニングをすべきか。

留学が具体的に決定したあとにトレーニングをしようと思っても、臨床業務と留学準備で忙しくて十分な時間を割けません。また多くの場合、留学決定前に研究室のボスとオンラインで英語での面談があるので、留学を志した時点で英会話の準備を少しずつ始めておくべきでしょう。どんなトレーニングをすべきかは、私自身が答えを持っていません。現実的に時間とお金に制限があるので、空き時間に教材を聴くことから始めました。インターネットなどで教材はいくらでも存在するので、気軽に始められます。私はボスとの面接の前には、ボスの講演会の動画をみつけて繰り返し聞いたことで、ボスの英語だけは聞き取りやすくなり、面接を乗り切りました。最近、家族が1回30分で週2-3回のオンライン英会話を始めましたが、目に見えて英語が上手になっています。聞き流すだけでは上達に限界があるので、最終的にはマンツーマンで英語を話す必要があるようです。また施設によっては留学受け入れのためにTOEFLなどの点数を規定しているところもありますので注意しましょう。

  1. 留学と英会話

幸いなことに、留学生を多く受け入れる大学や研究施設は英語が話せないことに寛容で英会話が苦手な相手には簡単な英語を使い、たどたどしくても話すのを待ってくれます。役所やお店など研究室外が手加減のない世界でしんどいです。運転免許取得の時に係員に「今住んでいる地区(county)をgoogleで調べて教えて」と言われて、ゴーゴー?カントリー?…I’m from Japan!!と全くかみ合わないなど日常茶飯事です。テキサス、東アジア、インド、スペイン語系でそれぞれ特徴があり同じ英語とは思えません。留学の目的は研究を学ぶことなので、研究で成果を出したうえで、英会話まで時間を割きたいですね。写真は、研究室に高校生が見学に来たときに、研究や婦人科病理のことを教えてあげなさいと急に言われたときのものです。自分の得意分野の知識を1/10も伝えられないのは悲しいですが、まあそれもよい経験でしょうか。日本語ならジョークも交えて、学生たちを感心させることができるのに…。

  1. ヒューストンロデオ!!

他の写真は、先日ヒューストンロデオというお祭りにいったときのものです。1か月間ほぼ毎日、ロデオの競技大会、かなり本格的なアトラクションがこの時期だけ出現する移動遊園地、カントリー音楽を中心としたライブが開催されます。職場からすぐの場所でこんな賑やかなイベントが開催され、これまで気づいていなかったことに驚きました。テキサスならではの経験でした。


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