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2025年06月22日
留学体験記 No. 10 MD Anderson Cancer Centerの歴史に名を刻む
いつも留学体験記を読んでいただいてありがとうございます。MD Anderson Cancer Centerに留学中の矢野光剛です。今回は派手なタイトルで釣ってみました。先日、出勤中に写真のような柱材とペンが置いてあることに気づきました。MD Anderson Cancer Centerが建設中の新しい建物に使われる柱で、みんなが名前を書いていたので私も書きました(赤矢印)。あとで写真を見返すと同じ研究室の日本人仲間も名前を書いていました(黒矢印)。
私が知らないだけで日本でも似たようなことをするのかもしれませんが、遊び心があってアメリカらしいなと感じました。数日後に柱はなくなっていたので、無事に建物の一部として使われたのだと思います。憧れのMD Anderson Cancer Centerの歴史(建物の一部)に名を刻んだ出来事でした。
写真の柱材の後方にあるCancerを赤い線で切るようなマークがMD Anderson Cancer Centerのロゴであり、象徴です。これとともに写真では切れていてみえないですが、Making Cancer History(がんの歴史をつくる)というテーマからも、施設としてがんに立ち向かう強い意志を感じます。今回の話題にした柱材はSouth Campus Research Building (SCRB) 5に使われるもので、その名の通り研究のための新しい建物です。私が働いているSCRB4でさえ新しさを感じる建物でまだスペースも残っていますが、すでに次の建物SCRB5が着手されています。臨床はもちろんですが、がん研究にも活発に資金、場所、人材が注がれています。
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